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年頭所感 JECCICA客員講師 北村貴

株式会社グロッシー 代表取締役 北村貴

2016年は、春に大手スーパーのLIFEが大阪に「BIO-RAL」を、年末にはイオンが東京・麻布十番に「ビオセボン」をオープンさせ、日本におけるオーガニック元年となる記念すべき年となりました。
今後、食業界に大きなインパクトを与えるのがロンドンから引き継がれるオリンピックレガシーである「フードビジョン」です。主に選手村などの食糧調達基準を示すもので、東京オリンピックでも制定されることが決まっています。ロンドンでは日本の有機JASに近い「レッドトラクター認証」がベンチマークとされ、リオでもそれに準ずる規格が盛り込まれました。
日本のオーガニック市場は0.2%(面積ベース)で、イタリアの 8.6%やドイツの 6.1%、と比較すると非常に小さいのが現状ですが、今後オリンピックを機にどのように変化していくのか注目していきましょう。また同時に、全国の農家、漁業者はじめ、その商品を扱うすべての人、更には消費者自身も「食の選び方基準」が問われる時代となるでしょう。環境保護の観点はもちろん、持続可能性を重視して買い物をしたり、食べることで社会に貢献する・買い物をすることで支援を示す…。このようなエシカルな消費行動がクローズアップされる時代へとマーケットシフトが予想されます。

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